内申点アップ術⭐︎オール5も夢じゃない

勉強しなさい!と言わなくても、勝手に勉強を楽しむ子になります!そして自然に簡単に内申点が取れるようになりました。塾なしでも、家でできるコツを紹介しています。

反面教師の父の子育て〜続き〜

私の幼い時の夢はアイドルでした。

 

音楽番組で可愛い服を着て歌うアイドルに憧れました。

 

ある日父に「私、アイドルになりたい」と言いました。

すると父はなんと言ったと思いますか?

 

苦い顔をしながら、「アイドルになってテレビに出て人気が出るほどの才能が自分にあると思うのか?」と聞いてきたのです!小学校低学年の子供に大真面目に!!!!!

 

私は「あ、ない」と答えました。

 

 

すると、「そうだろう。アイドルなんかよりもっと医者や弁護士とか勉強をして努力をしてなれるものになった方が良い」と父は言いました。

 

私は『パパありがとう。私にアイドルの才能がないことを教えてくれて』と心の中で素直に思ったことを強く記憶しています。

 

それからは、大好きだったアイドルも色あせ、得意だったお絵描きにものめり込むこともありませんでした。

 

父が教えたかった努力の部分は全く心に残らず、才能がないという言葉が心に残りました。

 

ただ、父は私をとても可愛がってくれました。兄やすぐ上の姉がズルいと思うくらい、遊んでくれて抱っこしてくれて沢山のわがままも聞いてくれました。

 

だから、才能がなくて何もできなくても愛されているという自己肯定感だけは育まれたように思います。

 

その後、私は割とよく出来た勉強にも身が入らずにわからないものはわからないまま。部活を途中でやめたり、将来の夢を持つこともありませんでした。趣味を深めるとか、得意なものを極める、やり遂げるというような経験をせずに大人になりました。

 

誰とでも仲良くできることだけが唯一の取り柄でした。

 

就職してから、周りの友人たちと比べて自分は努力をしたエピソードを何も持っていないことに気づきました。

飽きっぽく何かに深い興味を感じることもなかったように思います。

 

そこからは目の前にあるものだけは一生懸命頑張ろう!と思い、仕事は真面目に頑張りました。

 

今は主人と出会い、子供にも恵まれ、良い仲間とパートの仕事も楽しみ、充実した日々を過ごしています。

 

でも、本来なら自分の興味のあるものに没頭したり努力して切磋琢磨していたであろう大事な時期が、ぽっかり穴があいている印象が拭えません。

 

子供を産んでから、父のあの言葉がキッカケとなっていることに気がつきました。もちろん元々、怠け者のぐうたら人間なのも大いに関係していると思いますが🤣

 

そして、我が子もかつての私のように「アイドルになりたい!」と言ってきました。

 

「いいね!!それならまず、ダンスと歌を練習したり、習ったりしよう!」「姿勢を正しくしたり、日焼け止めをきちんと塗ったり、何か特技があるのも良いと思うよ!応援する!」「海外で活躍したいなら語学も頑張ろう。今の習い事をやめたらすぐにダンスを習おう」と私は答えました。本当は私が父に言って欲しかった言葉です。

 

我が子はその後アイドル以外にも沢山夢ができ、夢中で趣味に没頭したり、得意なものを増やしています。

 

やはり父の子育ては真似したくないなーとしみじみ思います。笑