幼児期から大切にしてきたこと(続きの続き)
良心を育むこと
これが子育てにおいてとても重要で、とても難しいことではないかと私は思います。
正義感や思いやりを持つことはもちろん大切です。
なかでも「後ろめたいことをするとなんだか気持ちが悪い」と感じられる心を持ち、「なんだかモヤモヤするから、良くない行動は改めよう。正直に話して謝ろう」と正しい行いを選ぼうとすることが重要だと思います。
良心を持っていることは、学校生活でも、友人関係でも、家族関係でも周りに良い影響を与えます。
でも、それだけではありません!!勉強面でも必ず成果が出てきます!
我が子の幼稚園はカトリックの幼稚園でした。
子供が園の前を通るたびに、「ここに入って遊びたい!」「いつ入れるの??」と言っていたので、入園を決めました。
カトリックの幼稚園だったので「マリア様」「イエス様」のお話を聞く機会が多くあり、子供達は興味深く聞いていたようです。
また、自分のことも周りにある物人すべてを「御大切」と教わりました。(このごたいせつとはキリシタン用語の愛のことだそうです)
そのおかげか、我が家では何かあると「マリア様は知っているし、何をしてしまったのか、どうすれば良いのか〇〇の心が一番知っているよね」とお話しすると、自分のしてしまった良くないことを話してきました。
また、何か悪さをしようとしているときにも「良くないことをしたら、誰よりも〇〇の心が覚えているよね」と言うと、「うーん、やめるー」と考え直すこともありました。
子供達は、学校でお友達に何か嫌なことをしてしまったとき、帰宅するとすぐに私に言ってきます。その都度次の日に謝るよう話したり、時にはその場で電話をして謝らせたこともあります。
また、クラスでからかいの対象になっている子がいると、さりげなくその子に声をかけたり、先生に話しに言ったりしていたようです。
先生からは「〇〇さんがいてくれてクラスの雰囲気が良いです。助けられてます」といったお言葉をもらったこともありました。
それが勉強をする年齢になると活かされてきました。
問題集の解答集を持っていても、見たりするようなズルはしません。
わからないときは解答集の解説のみを読み再度解く。
それでも間違えたときはバツをつけて、どこが間違っていたのか更に解く。
実技教科の宿題なども意見を求めてくることはあっても、手伝いをお願いしてくることはありません。(お友達のお母さんは美術の色ぬり、家庭科の縫い物を手伝ったりしてるそうです)
「勉強は自分のためにやるもの」で「勉強は内申点のためやるものではない」と思っているようです。「ズルをするなんてもってのほか!」のようです。
良心が育まれていると、親が放っておいても正しい勉強の仕方をするものなんだなーと実感しました。