塾の体験
長女が中学三年生の春、塾に心が揺れた母である私。
学習相談に行き、さらに心が揺れました。
学習相談の後、何度か塾の講師からお電話をいただき、学力テストを受ける案内をいただきました。
勉強を楽しみながら進んでやる長女は、テスト受けてみたい!と乗り気♬
同時にAI性格テストも実施してくれるとのこと!喜んでテストに向かいました。
その結果をもとに更に学習相談。
理系と英語は問題なく、社会と特色検査の対応ができれば良いとのこと。もちろん全ての教科をもっと取れるようにすれば、安心してトップ校を狙えるとのことでした。
AI性格テストもとても的を得たものでした。短期的な目標はたてることが得意。平和を好む温和な性格。情報キャッチ能力が乏しい、などなど。
私が子育てで感じてきたこと、その通りの結果でした。
どうしても一度塾に通ってみてほしくて、長女に話してみました。
「あなたが行きたい高校、特色検査もあるし、塾で教えてもらうのもよいかもよー」
「一度くらい塾に行ってみるのも良い経験だよね」
「定期テスト対策もあるみたいよー」
そして最後に「合わないと思ったらすぐにやめて良いから」と。
軽い気持ちで1ヶ月の体験入学に臨みました。
19時半から21時45分までの授業を平日に週4回。
2週間弱で娘はすぐに音をあげました。
「すでに理解してることを聞く時間が勿体無い。自分のペースでほかの勉強がしたい」
「自分は学校の授業を大切にしてる。予習のための塾は必要ない」
「学校の宿題や準備を大切にしたい。こんな遅い時間に帰ってきてはそれができない」と。
あー、私が大切にしてきたことだった、、、。
今まで娘に教えてきたことを、娘に改めて教えられたような気がしました。
「明日、体験入学やめるって連絡するね」と私が言って長女の塾の体験は終了しました。
今回は私にとって、とても良い経験でした。
塾なしで自らやっていく志のある子に育てたのだから、寄り道や迷い道をして娘の邪魔をしてはいけない。
中学一年生の担任に言われたことを思い出しました。
基本的には放っておく。もし彼女がやりたい!習いたい!通いたい!と言ったときは対応する。それで良いと思いますと。
気持ちを新たに、今まで育ててきたやり方を信じようと思えました。